インストール環境
以下の環境にDocker Desktopをインストールします。
- Windows11
- WSL2
- Ubuntu20.04 LTS
Windows11でWSL2+Ubuntu20.04 LTSをインストールするまでについては以下のリンクからどうぞ。
Docker Desktopのダウンロード
以下のリンクからDocker Desktop for Windowsをダウンロードします。
右上の「Get Started」ボタンをクリック。
次の画面に移りますので、「Download for Windows」をクリックして「Docker Desktop Installer.exe」をダウンロードします。
Docker Desktopのインストール
ダウンロードした「Docker Desktop Installer.exe」を実行してインストールを開始します。
Configuration画面
「Install required Windows components for WSL2.」(WSL2に必要なWindowsコンポーネントをインストールします。)にチェックをいれて、「Add shortcut to desktop」(デスクトップにショートカットを追加します。)は任意で。「OK」ボタンをクリック。
インストール中
インストール完了
「Add shortcut to desktop」にチェックを入れていた場合は以下のアイコンがデスクトップに追加されていると思います。
Windows PowerShellを開いてDockerのバージョンを確認
インストール完了後、サインアウト→サインインもしくはPC再起動をすると、以下の画面が出てきます。
書いてある内容は以下の通り。中小企業(従業員数250人未満、年間収益1,000万ドル未満)、個人使用、教育、および非営利のオープンソースプロジェクトであれば無料のまま使用可能であることが確認できます。
Dockerサブスクリプションサービス契約を更新しました。 Docker Desktopを使用している企業がどのように影響を受ける可能性があるかについては、ブログとFAQをお読みください。 「利用規約に同意します」にチェックを入れると、サブスクリプションサービス契約、データ処理契約、およびデータプライバシーポリシーに同意したことになります。
主な変更点の概要は次のとおりです。
・Dockerサブスクリプションサービス契約には、Dockerデスクトップの利用規約の変更が含まれています。
・中小企業(従業員数250人未満、年間収益1,000万ドル未満)、個人使用、教育、および非営利のオープンソースプロジェクトでは無料のままです。
・大企業で専門的に使用するには、有料のサブスクリプションが必要です。
・これらの条件の発効日は2021年8月31日です。DockerDesktopを使用するために有料サブスクリプションが必要な場合は、2022年1月31日までの猶予期間があります。
・既存のDockerFreeサブスクリプションはDockerPersonalに名前が変更され、DockerBusinessサブスクリプションが導入されました。
・Docker Pro、Team、およびBusinessのサブスクリプションには、DockerDesktopの商用利用が含まれます。レジストリ制限、SSO、安全なソフトウェアサプライチェーン管理などの機能を必要とする大企業向けに、新製品のサブスクリプションであるDockerBusinessを導入します。
DockerおよびMobyオープンソースプロジェクト(Docker Engineなど)のライセンスおよび配布条件は変更されていないことに注意することも重要です。
「I accept the terms」にチェックを入れて、「Accept」ボタンをクリックします。
最初の起動
デスクトップのアイコンもしくはWindows11スタートボタンで「dock」と入力してDocker Desktopを起動します。
最初の起動ではチュートリアルを行うかどうかの確認があります。チュートリアルを行う場合は「Start」ボタンを、スキップする場合は「Skip tutorial」リンクをクリックしてください。スキップしたあとチュートリアルを行いたい場合は、Docker Desktopの右上の虫アイコン[Troubleshoot]-[Reset to factory default]で初期化し、改めて起動し直すことで同じ画面が表示されます。ただし、作成したコンテナなどは全て消えてしまいますので、初期化する際には注意が必要です。これ以外でチュートリアルを実行する方法があれば教えていただけると嬉しいです。
チュートリアルでは以下の項目を順に実行し、コンテナ作成までを行っていきますが、ここではスキップを選択してダッシュボードを表示します。
- Clone
- Build
- Run
- Share
ダッシュボード(コンテナなし)
コンテナが一つも作成されていない以下の画面が表示されます。
(チュートリアルの1. Clone 、2. buildをスキップし、3. Runの直前の状態に近いものになります)。
コンテナ作成
ダッシュボードに書いてあるコマンドをWindows PowerShellで実行することで、最初のコンテナ作成が行われます。
docker run -d -p 80:80 docker/getting-started
コマンド実行
ダッシュボード(コンテナ作成後)
出来上がったコンテナにマウスをフォーカスすると出てくるメニューの左端アイコンをクリックすると、ブラウザが立ち上がり、コンテナで実行されているアプリケーションにアクセスすることが可能です。
コンテナにマウスフォーカス
ブラウザでアプリケーションを確認(Getting Started)
この画面はチュートリアルを行ったあとに出来上がるものと同じものです。
以上でDockerのインストールは完了です。
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