概要
最近話題になっているChatGPTですが、これは人間のように自然に対話をおこなってくれるAIで以下の系統を受け継いでおり、いずれもOpenAIという人工知能(AI)研究所が作っているものです。
GPT-3
入力文に続きそうな単語を出力する言語モデル。インターネット上のあらゆる文章(45TB)を集め、フィルタを掛けた570GBをベースに学習させたもの。教師なし学習。
InstructGPT
GPT-3には不正確や非道徳的な文章も含まれており、人間が好まない文章を返す(アラインメント問題)がある。そのGPT-3が出力した文章に対して人間のフィードバック(教師あり学習)を加え、GTP-3ベースで作成した人間のかわりに文章を評価するモデルで評価し・・ゴニョゴニョ 学習させたもの。
ChatGPT
対話に特化したInstructGPT。ベースとなるモデルはGPT-3.5。データは会話データを使用していてコードなども含まれる。
アカウント作成・ログイン
ChatGPTサイトへアクセス
以下のリンクからChatGPTサイトを開く。
アカウント作成
アクセスすると以下の表示となるので初回は「sign up」でアカウント作成を行います。
「Sign up」を選ぶと以下の画面に遷移するので、①メールアドレスで新たに作成、②Googleアカウントを使用する、③Microsoftアカウントを使用するのいづれかの方法が選べます。
氏名の入力画面。First name(名)とLast name(姓)を入力します。
電話番号を聞かれますので国番号「+81」のあとに続けて入力します。
ログイン
一通り入力が終わり、アカウント作成が終わると最初の画面に戻るので、今度は「Log in」を選択して中に入ります。
初回アクセス時は以下のようなポップアップがいくつか表示されますので、「Next」ボタンをクリックしていき最後に「Done」ボタンをクリックします。
ざっくり翻訳したもの。調査用のプレビュー版であり完全ではないこと、機密情報(個人情報含む)の入力は行わないことなどが書かれています。「会話」とはChatGPTとのやり取り全般を指します。
これは無料の調査プレビュー(版)です 私たちの目標は、システムを改善し、より安全にするために、外部からのフィードバックを得ることです。 ※安全対策を講じていますが、システムは不正確または誤解を招く情報を生成し、攻撃的または偏ったコンテンツを生成する場合があります。アドバイスを提供することを目的としたものではありません.
データの収集方法 ここでの会話は、システムを改善するために AIトレーナーによって確認される場合があります。 ※会話での機密情報を共有しないでください。
フィードバックをお待ちしております このシステムは対話用に最適化されています。 特定の回答が良かった、または役に立たなかった場合はお知らせください。
ポップアップが一通り終わると以下のメイン画面になります。左下のメニューからダークモード・ライトモードは切り替えられます。
サンプルを使ってみる
10歳の誕生日
早速、画面中央に表示されているExampleから赤枠で囲ったタイル「Here are a few ideas for a 10 year old’s birthday?」をクリックしてみます。
クリックするとメイン画面下にあるボックスに質問が自動で入力されるので「>>」印をクリックもしくはEnterで実行します。すると、質問に対する回答がChatGPTからカタカタと返ってきます。
サンプルでは英語でのやり取りとなっていますが、そのままの質問を今度は日本語で聞いてみます。
メイン画面下にあるボックスに日本語で「10歳の誕生日になにか良いアイデアはないか?」と入力します。
同じ内容の答えが日本語で返ってきました。
上記は少し前(2022年12月)に実行したものでしたが、この記事を書きながら同じ質問を改めてしてみたところ、言葉遣いや内容が変わってますね。
英語でも変わっているようです。また日本語と英語では提案される内容も変わっています。半月ほどしか経っていないはずですが、この間に学習したということでしょうか?日本語で「カラオケ」という単語が使われているあたり、言語によってより洗練された応答になっていることにびっくりします。
JavascriptでHTTPリクエスト
別のサンプルを実行してみます。「How do I make an HTTP request in Javascript?」を選択して実行してみます。
日本語で同じ質問をしてみます。「JavascriptでHTTPリクエストを行うにはどうしたらよいですか?」をボックスに入力して実行します。
英語ではXMLHttpRequestオブジェクトを使用する方法に加えて、fetch()を使用する方法の2つが提示されましたが、日本語ではXMLHttpRequestオブジェクトを使用する方法のみが提示されました。
このあたりはできれば言語による区別なく同じ提案がほしいところですね。
おわりに
凄まじい勢いで進化(学習)しているのがわかりましたが、これからさらに学習し普通の会話ができるようになるのかと思うと期待もありますが恐ろしくもあります。
なお、世の中にはChatGPTで作られた文章かどうか?を判断するAIがすでに作られており、学生の論文などをChatGPTに書いてもらいそのまま提出すると言った行為は行わないほうが良いです。バレます。
以上、ChatGPTを使ってみた。でした。
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